2015.10.08迷ったら行動あるのみ! 人生初のヒッチハイクに挑戦してみた


こんにちは、米澤です。

最近、苦すぎず、軽すぎず、どことなくフルーティな味わいのビール『プレモル』をよく飲みます。これを飲んでいると、サントリーの創業者・鳥井さんの名言が頭をよぎるんです。

「やってみなはれ。やらなわからしまへんで」

こんな僕でも、一応、悩むんです。やるべきか、やらざるべきか。そんなとき、この言葉が胸にチクチク刺さります。

 

IMG_2534

 

ここは所沢のとある森の中。
所沢は企業や住宅が集まる大きな街なのですが、自然保護活動にも力を入れていて、街のあちこちに森が残されています。
この“あちこち”っていうのが少々やっかい。この日はいくつかの森を続けて撮影するため、とにかく歩き、ときにはタクシーも使って移動しておりました。

森の中、足元にどんぐりを見つけたのでカメラを構えたときのこと、ブレないように息を殺していると無数の蚊が寄ってきました。耳元ではプゥーーーンという羽音がひっきりなし。シャッターに添える指にも留まります。うわ~、最悪。
そんな思いが蚊に通じたのか、さっそく足が痒くなってきた。
しゃがんで足を掻いている時に唖然としたのですが、僕、半袖短パンじゃないすか! 朝から暑かったので、ぜんぜん気にしていなかった。

これはヤバい、早く片付けよう! ……なんて思ったものの、撮影が終わったのはそれから2時間後。その間1人で阿波踊りのように動きながら撮影してみたけれど、結局めちゃめちゃ蚊に刺されてしまった。
みなさん、僕が急に会社を休んだら、デング熱を疑ってください。

ところで、余談ですが、蚊に刺された時って何を塗ってますか? あれば虫刺され薬だと思うのですが、僕は塩です。意外と知られていないこの情報、友達に話せばきっと驚くと思いますよ。
ちなみに先日、仕事中に蚊に刺されたので、この話を弊社の社員に言ってみたところ……。

米澤:蚊に刺されたら、塩をもみ込むといいんですよ。
岩崎:嘘だぁ~! 嘘ぉ~! 嘘ですよね~? ……え? ホントですか? またまたまた~。

米澤:蚊に刺されたら塩塗るって、知ってました?
大八木:知らねえ。塗らねえ。ていうか何も塗らねえ。

おかしいおかしい。
誰も「へぇ~、すごい!」と感心してくれない。面白いネタだと思うのに。
痒みは消えますので、興味のある方は試してみてください。

蚊のせいで話がそれました……。
悪戦苦闘しながらも、なんとか必要カットを撮り終えた僕は、そろそろ引き上げることに。
撮影に夢中で気にしていなかったのですが、……そういえば帰りの足がない。

歩き続ければいずれ駅にはつきますが、それは本当に“いずれ”の話。一向にタクシーの通らない道をしばらく眺めていて決めました。

 

IMG_2554

 

そうだ、ヒッチハイクしてみよう!
誰も止まらなければ歩けばいいし、怖いお兄さんが乗っていたら機嫌をとって許してもらおう。
不安はつきないけれどやってみないと結論は出ないので、万が一の対策だけ考えて挑戦することに。鳥井さん、今日の僕は攻めます!!

といっても、人生初のチャレンジ。どうすればいいんだろう。
確か……、こぶしを上げて……、親指を立てて……、「ヘ~イ」とか言う? って合ってるのか本当に。

 

IMG_2556

 

恐る恐る腕を伸ばしてみるが、一向につかまらない。これはまずい! 日が暮れると、それこそ誰も止まらない。
高をくくっていただけに、急に不安になってきた。

この状況、ドライバーには、どう見えてるんだ? 「止まってみよう」って思わせるにはどうすればいい?
刻一刻と日没が迫るなか、ノートとペンを取り出して必死に考えると、改善点が見えてきた。

・運転席からよく見えるよう、体の正面を向け、腕は高く上げる
・相手が安心するよう、顔はスマイルに
・車が停車できるよう、駐車スペースの手前に立つ
・車が減速するタイミングを狙い、カーブや信号の前後に移動する

蚊と一緒に野宿は絶対に嫌! 少々焦り気味に改善策を実践して30分後。ついに1台の車が停車しました。ありがとうございます(涙)。
運転席には優しそうなおじさんが乗っていました。

「あんた、何してんの?」

実は森で撮影をしてまして……。

「そんな格好で?」

それが、カクカク、シカジカで……。

半袖短パンで森に入ったうえ、自業自得で蚊に刺されまくった僕に対して「そうか、兄ちゃん大変だったな」と聞いてくれたおじさんの優しさたるや。
駅までの道のり、テンションの上がった僕は1人での撮影が孤独だったことや、たくさんの蚊に刺されたこと、刺されたら塩が効くことを話し、車中は盛り上がりました。

 

IMG_2564

 

駅でおじさんに別れを告げ、この日は無事に帰宅できました。

最初はヒッチハイクをするべきか、変な人が乗ってたらどうしようなんて悩んでいたけれど、振り返ってみると、少々考えすぎだったような気も。
それより、相手にアクションを起こしてもらうために、あれこれ悩んだ経験を、今後の制作に(!?)活かしていければと思います。
次回、森に行くときは、スケッチブックと黒マジックを忘れずに持っていきます。

2015.09.03見るより聞くより、まず触ろう! 百聞はワンタッチにしかず!?


こんにちは、米澤です。

日が短くなり、夜風がだいぶ涼しくなってきました。
毎日忙しくしていると、一年なんてあっという間ですよね。

ところで皆さま、今年の夏は何をしていましたか?

1

花火に海水浴、スイカにかき氷、……もしかしてラジオ体操なんていう人も!?
だとしたら、非常にうらやましい!
一方、僕はというとですね……

──8月某日
今年も弊社代表の大場より、「夏休みはちゃんと取るべし」とのお達しが来たので、ここぞとばかりに僕も休暇をいただきました。
しかし、いざ休みを取ってみたものの特にすることがないのです。
もちろん、することが無いならないで、お酒を飲んでお昼寝なんていうのも贅沢かもしれませんが、せっかくの夏休み、有意義に“何か”をしたかったわけです。といっても、小さい子どもがいたりすると、山や海、人混みなんて行けるはずもなく、あれこれ考えた末にひらめいたのが、自由研究でございます。

“大人の自由研究”

少年時代に比べて時間はありませんが、お小遣いならわずかに増えました。これは興味深い研究ができそうだゾ! イヒヒ。……研究だなんて高尚なことを書いてしまいましたが、実はちょっとした実験をしておりました。
しかし、悲しいことに発表する場がなかったので夏休みが明けた今、ここに提出させていただきます。

課題、タラヨウを調査せよ!
ご存じですか? タラヨウ。漢字では「多羅葉」と書きまして、お察しの通り、植物の名前です。
別名「葉書の木」なんて呼ばれてまして、戦国時代はこの葉っぱの裏に文字を書いて連絡を取り合っていたのだとか。今では郵便局のシンボルツリーになっているので、もしかすると何かで聞いたことがある、という方もいるかもしれません。

じつはわたくし、このタラヨウを仕事で使いたくネットで文献を調べながらあれこれ企画を練ってみたものの、いまいち実態が掴めない。
葉っぱの触り心地は? 刺があるらしいけど痛いの? そして、字の書き味は?
新宿の花屋さんを何軒か回ってみたものの少々マニアックだったようで見当たらず、南国(といっても九州)より取り寄せることにいたしました。

ついに、タラヨウ到着!

2

こちらが、そのタラヨウです。緑が濃く、葉っぱにはしっかりとした張りがあり、やや硬め。
葉のフチには思いのほか痛いチクチクとしたトゲが付いております。

それでは、さっそく今回の目的である文字を書いてみることに。
ちなみに、“葉書の木”だからといって、本物のハガキのようにペンで字を書いてはいけませんよ。タラヨウで情報伝達していたのは、ペンのない時代なのですから。
事前に調べた情報によりますと爪楊枝や割り箸など、先の尖ったもので筆記せよとのこと。
葉っぱとはいえ、ある程度の文字量を書くつもりなので、ここは割り箸で書くことにします。

3

カッターでカリカリ削っております。子どもの頃に作った割り箸鉛筆ってやつですね。墨汁を使って字を書いた覚えがありませんか? なんて無駄話をしているとスパッと指を切るので慎重に……。

 

4

はい、できました。不器用とはいえ、この程度でしたら朝飯前。葉っぱに穴が空かないよう、先端をちょっぴり丸くしているのがミソですね。

 

5

葉っぱがしっかりとしているので、破けてしまうこともなく、割とスムーズに書けています。
書いた直後はさすがに無色ですが、10秒も経たないうちに色がつき始めました。
色が変わる理由は、葉の中に含まれているポリフェノールが酸素と反応するからで、これはリンゴの切り口が褐色に変色するのと同じ原理なのだとか。ちなみに、なぜ酸素と反応するのかは資料を読んでもまったく理解できず、……勉強不足です(猛省)。

 

6

時どき葉に割り箸が深く刺さってしまい焦りましたが、鉛筆を寝かせて圧力を逃がしつつ、なんとか無事に書き終えました。ひらがな・カタカナ・漢字、どれも問題ないようです。

 

7

この文字が書かれたタラヨウ、保存状態が良ければ数年後に見ても文字がはっきりとわかるのだとか。相手を選ぶかもしれませんが、誰かにプレゼントするなんてどうですか?
──ある日の昼下がり、書棚を整理していると、ひらりと舞い落ちる一枚の葉っぱ。手に取ってみると米澤からの懐かしいメッセージが! ……虫の知らせじゃないですよ。

タラヨウでお届け、残暑見舞い
このタラヨウ、切手を貼れば葉書きとして出すこともできるんです。
暑さのピークも過ぎた8月末、残暑見舞いとして出してみることにしました。え? そんなのいらない? ……そうおっしゃらずに(汗)。

「葉っぱをもらって喜んでくれる人、誰かいたかなぁ……」

遠い記憶を頼りに想いを巡らせてみたところ、頭に浮かんできたのは、昔からお世話になっている先輩、ときどき連絡をくれる後輩、気まずい別れ方をしてしまったあの人……。
手紙ではなく、E-mailでもない、不思議な葉っぱタラヨウだからこそ伝わるものがきっとあるはず! そう信じて久しぶりに筆をとりました。

 

8

先輩 片岡さんへ

 

9

後輩 山本くんへ

 

10

不通の旧友へ

みんな、喜んでくれるかなぁ。
今では葉書きを送る機会なんて年賀状ぐらいしかないので、突然の知らせにきっとびっくりしてくれるはず。
なかなか連絡を取り合う機会がなかったので、「変な葉っぱがきたんですけど!(怒)」なんていうお問い合わせでも、ぜ~んぜんウエルカムです!

宛先からの反応までご紹介できないのが残念ですが、今回の実験を通して本来なら企画書の中だけで終わっていたかもしれないタラヨウが、ちょっと身近な存在になりました。
僕の想いとしては、せっかく書いたのだから、ぜひ額縁に入れて飾ってほしいところです。先にも書きましたがタラヨウの葉は数年間ももつとのこと。友人たちにはいつか思い出話のネタにしてくれたら嬉しいな、なんて勝手に思っています。
企画書にまとめて提案するからには一度、自分で体験をしておきたいところですが、中には時間的、予算的に“予習”が難しいものもあるかもしれません。
しかし、なるべく今回のタラヨウのように手に入るものなら机上の空論で完結させず、自分の目で見て、肌で感じて、時には食べて(?)、経験しておきたいと思います。
今まで「字が書ける妙な葉っぱ」だと思っていたタラヨウですが、なんだか親近感が湧いちゃって、ちょっぴり好きになっちゃって、みんなにもっと教えたくなっちゃったんですから。そんな体験ができるなら、これは絶対に触らない手はないですよね。

気温も下がり、いくぶん過ごしやすくなってきた秋とはいえ、僕の関わっているお仕事(特にiPhone関連)は佳境に突入していきます。
年の暮れまで突っ走りますので、引き続きよろしくお願いいたします。

2015.07.21僕の頭の中にいい案なんてない!? 意外な組み合わせからアイデア化を狙いたい!


こんにちは、米澤です。

 

最近、新しいアイデアを考えるとき、念頭に置いていることがあります。

それは“常識にとらわれてはいけない”ということです。

オーソドックスなアイデアがだめだというのではなく、「雨が降ったら、傘をさすべき」のように、自分で勝手に視野を狭めているのが良くないなぁと常々反省しています。

 

このようなことを考えるようになったのは、つい先日のこと。

みなさま、サントリーさんの『ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム ─醸造家の夢─』というビールのCMをご存じでしょうか。

僕は今年の春頃から宣伝されているこのCMが大好きで、テレビに映れば必ず最後まで見てしまうほど。

現在でもCMは公式HPから見ることができますので、興味のある方は、ぜひご覧ください。

公式HPはこちらです(外部サイト)

 

私、一押しの見どころは、書道家である武田双雲さんの力強い「夢」という一文字の書。

CMには文字が書かれるようすが収められていて、これが見ているだけでも、すごい爽快感があるんですよ。

特に最後の「夕」の払いが、天に向かってうねりながら跳ね上がるところ!

 

「武田先生は、やっぱり格好いいなぁ~、惚れてまうなぁ~」なんて毎回テレビに釘づけになっているのですが、こんな僕でもある時、はたと気づくわけです。

夢という漢字における、「夕」の部分は跳ねではなく、払いで終わるのだと。

もしも漢字のテストで、あのようにアレンジをしていれば、丸をもらうのは難しいかもしれません。

つまり、CMで書かれていたのは「夢」という漢字ではなく、ビールの作り手である醸造家の夢を描いたカリグラフィーだったのかもしれません。

武田先生がどのような想いでデザインされたのかは、ご本人に聞かないとわかりませんが、僕の勝手な解釈を申しますと、

第一画目で長めに引いた草かんむりは、このビールを開発するまでにかかった長い道のりを表していて、十二画目の「夕」の跳ねで、ビールを勢いよく世の中に送り出したのではないかと思っています。

ビールに酔っているわけではありませんが、大好き過ぎてこんなことを思ってしまうのです。

こんな妄想を膨らませているのは僕ぐらいしかいないと思いますが、それでも、常識にとらわれない「夢」の一文字に気持ち良さを感じている人は、意外と多いのではないでしょうか。

このCMを見て、「常識を土台にロジックを組み立てるだけでは視野が狭すぎる!」と痛感し、今に至ります。

 

 

常識にとらわれない発想とはなんなのか。

考え方は色いろあると思いますが、ひとつのやり方として、「既存のアイデアを組み合わせる」という方法があると聞きます。

例えば、チャット+スタンプの『LINE』や、携帯電話+タッチパネルの『スマホ』など。実際は単純な足し算では言い表せないくらい複雑なテクノロジーの集約なのですが、大きな概念のくくりで書いてしまうと、このような具合です。

 

というわけで、ときには僕も、あれこれ材料を組み合わせながら企画を考えたりしているのですが、街を歩いていると「どうやって思いついたんだろう?」という、すごいアイデアに出会うことがあります。

じつは、僕がよく食べるパンにもそのような商品があるのですが、なんだと思いますか?

 

写真 2015-07-20 11 08 18

正解は~……、『あんパン』ですっ! ※サブリミナル効果ではありません

 

天文12年(西暦1543年)、種子島に漂着したポルトガル船より伝えられたとされる鉄砲とパン。当初、このパンの中に餡は入っていませんでした。

その後、銀座の名店、木村屋の初代である木村安兵衛が、当時の日本人にあまりウケが良くなかったパンを和菓子風にしてみてはどうかと、中に餡を詰めたのが『あんパン』誕生の瞬間なのだそうです。

 

話を戻しますと、全くの無関係な「餡」と「パン」の組み合わせを考え、それをヒットさせているのが凄いと思うんです。そして、味もかなり美味しい!

もしも僕が安兵衛だったら、まず、ポルトガルの人に聞いちゃってます。

「教えてもらったパンなんだけど全然売れなくて、どうしたものか……。え? バターを塗って食べるの? なるほど、オブリガード!」なんて。

そして改善するにしても、バター → チーズ → ヨーグルトという流れで試行錯誤を重ねてしまいそうです。これでは、「餡」と結びつけるのに何年かかるのか。そもそも、「餡」と結び付けられるのか!?

パンの中に餡を入れる、かけ離れたこの2つを組み合わせた『あんパン』は、ものすごい大発明であり、一般的なパンの食べ方から大きくジャンプした素晴らしい発想だと思うのです。

 

写真 2015-07-19 16 30 58

余談ですが、上の写真は『あんパン』から派生した『あんクロワッサン』というもの。近所のパン屋さんで買いました。

パイのようにサクサク軽い生地と、中にはしっとり甘い餡が入っていて、『あんパン』と同様に牛乳との相性も抜群。

こちらも、最初に考えた人は、やっぱり凄い!

 

面白いアイデアを考えるための材料は、もしかすると自分の意識の外にあるのかもしれません。ネタを考えるときはなるべく頭を柔軟にして、一見、「ちょっと遠いかな」と思うような意外な組み合わせが思いついても、はなから否定せず、どこか使えるところはないだろうかと、もう一歩、詰めて考えるようにしていきたいと思います。

2015.06.18企画書は鉛筆で書くべき!? 心で感じる文字の重さとは


こんにちは、米澤です。

 

突然ですが、企画を考えるのって、なかなか大変ですよね。

新しいアイデアを探しているときは新聞を読み、本屋に足を運び、街のようすをウォッチング。

それでも見つからないときは、雨乞いよろしく、天から降ってくるのを待ってみたり(実際に降ってきた試しはないですが)。

 

そんなこんなで悪戦苦闘(七転八倒!?)していた先日、なにやらアイデア出しに有益と思われる情報を手に入れました。

 

コピーライターとして有名な糸井重里さんは、普段、仕事で愛用している筆記用具のなかに“こだわりのシャープペン”があるんだそう。

 

仕事で、シャープペンとな? これはちょっと気になります。

というのも、僕は何を書くにもボールペン派で、三菱鉛筆さんの『ジェットストリーム』というシリーズを、ずっと使い続けています。

うなぎ屋のタレのように芯を継ぎ足しながら、かれこれ5年くらい愛用。その間、本体を洗ったことなどは一度もなく、気がつけばほんのり汗の匂いが……、というのは冗談。無臭です。

 

話が脱線しましたが、僕がなぜ、仕事で使うシャープペンが気になるかといいますと、恐らく社会人になりたてだった頃に“証跡”としてボールペンを使うよう指導を受けたからじゃないかと思います。

なので、もう何年も前になりますが、「摩擦による温度でインクが透明になる」というフリクションボールペンが発売されたときは、まさに目から鱗が落ちました。そんなのアリですか!?と。

 

糸井さんいわく、人は鉛筆で書かれたものを“軽く受け止める”傾向があるんだそう。「これは下書きだな、まだ本決まりではない」という具合に。

この性質を利用して、アイデアを考えるときはあえて鉛筆を使用。すると、脳がさらに上を目指して柔軟に回り始めるのだとか。

そして、逆に重く捉えがちなのは万年筆。そこからボールペン、鉛筆の順に肩の力を抜いて読めるそうです。

詳しいメカニズムはわかりませんが、言われてみればたしかに、鉛筆書きには修正や改善など、いい方向に向けて思考が働くような気がします。

 

手元に筆記用具が一式揃っていたので、さっそく書き比べをしてみることに。

使ったペンは鉛筆・ボールペン・筆ペンの3種類。

※残念ながら万年筆は持っておらず、夏のボーナスに期待したいところであります

 

1

▲鉛筆書き

 

2

▲ボールペン書き

 

3

▲筆ペン書き

 

心なしか、鉛筆、ボールペン、筆ペンの順に説得力が増しているような、不思議な感覚があります。これは摩訶不思議。

それに比べて、鉛筆書きは本当にそうなのか? まだ、やり直せるんじゃないか? 僕の脳は改善策を模索し始めます(ちなみに、ウチの家庭のことではありません)。

 

筆記用具を変えるだけで企画が湧いてくることはないと思いますが、それでも、僕の足りない知恵の一助になってくれと願わずにはいられません。

今後は鉛筆のように軽やかに、かつ、芯のある編集者として仕事に励みたいと思います。

 

引き続き、よろしくお願いいたします。

 

2015.05.19悲しみを力に変えて!? ボツ案が残してくれた編集力


こんにちは、米澤です。

先日、私用で嫁の実家がある宮崎に行ってきました。
途中、知人への挨拶を兼ねて熊本に立ち寄ったのですが、ほんとうに凄いですよね! くまモンの人気。
熊本空港に降り立った時から、くまモンだらけですよ。

 

a

▲搭乗口を出ると、ぬぅ~っとくまモン登場!

 

「ゆるキャラグランプリ」で1位を獲ったのは、もう何年も前のことですが、その人気はまったく衰えることがないようです。
場所によっては10歩も歩けば新たなくまモンに遭遇するという、密集地帯もありました。

 

b

d

f

▲中にはくまモンの親戚(?)みたいな熊も

 

「熊出没注意」なんてレベルじゃありません、かなりのフィーバー状態。
そういえば以前、友人から「青森のりんごを抱いているくまモン」の写メが送られてきました。
ビジネスに出身地なんて関係ないぜ! というお手本でしょうか。
恐るべし、くまモン! これは僕も見習うべきですね。
都恋堂の拠点は新宿ではありますが、チャンスがあれば他の地域(はたまた日本全国!?)の制作物に携わっていければと思います。

 

今回の目的地である宮崎では忙しい日常を一旦忘れて、「今までどんなの作ってきたかなぁ~」なんてぼんやり考えていました。
毎日取り組んでいるWEB制作や、この前刊行したムック本など、記憶をたどった結果に思い出したのが幻の“お蔵入り企画”。
よく、企画段階で「それはない」とボツになったりするのですが、実際に動いてみて「やっぱりなし」となってしまうものもあります。
やった本人である僕が忘れていたくらいなので、もしかすると二度と日の目を見なかったかもしれない企画なのですが、思い出しついでにちょこっと書いてみようかと思います。

 

お蔵入りナンバー1:『どこまで上達するのか!? 美文字チャレンジ』
内容は企画名の通り、字の汚い僕が美文字を練習し、どこまで上達するかを紹介するチャレンジ企画です。
お蔵入りになった理由は、他のライターさんによる同様の企画が先に公開されてしまった、という制作スピードの敗北でした。
この一件以来、「時間をかけていいものができるのは当然。どこよりも早く、いいものを作ってやる」を目標に、気持ちを改めて制作に取り組むようになりました。
ちなみに、肝心の美文字ですが、多少は上達したんじゃないかと思っています。少なくとも、手書きのメモで「これ何?」と聞き返されたことは、練習以降まだありません。

 

h

 

お蔵入りナンバー2:『【お正月企画】健康な体を取り戻せ! ウォーキングチャレンジ』
こちらはウォーキングによって正月太りを解消しよう、という内容。「継続は力なり」ということで、毎日せっせと歩いていたのを思い出します。
お蔵入りになった理由は、成果のインパクト不足。毎日、記録していたログで移動距離やら消費カロリーなどのデータは取っていたものの、腹筋が6つに割れたりすることもなく、粛々と地味に進めた企画でした。
そこで、進行中に大きく路線変更をはかり、素人の僕の絵画の上達を追うことに。当時は、それまで積み重ねたウォーキングログが使えなくなることを残念に思っていたのですが、結果として読者にとってわかりやすい「絵画案」にして正解でした。

 

i

 

日々の業務では何時間もかけた企画がボツになることなんて当然、1を決めるために10案用意するなんてことも多々あります。

たしかに、持っていった企画が通らなかったときはへこんでしまいますが、そのボツ企画を考えるために使った時間はムダにはならないと思っています。「ボツになったらどうしよう」と考えるよりも「これがボツでも、こっちはいけるはず」という具合で、2重3重に抜け目のない企画を提案していきたいと思います。

Page 1 of 41234

都恋堂日記TOPへ

タグ

過去のエントリー