2015.08.06暑中お見舞い申し上げます。


夏本番、皆さんいかがお過ごしですか?
バーベキュー、花火大会に夏フェス! 楽しんでますか!
「今年の夏はアイスクリームでも食べながら、女の子とデートしよう!」と『POPYE』のキャッチコピーも言っていますよ!

最近、行きつけの美容室の美容師さんに「夏、してますか?」といきなりテンション高めの質問をされて、「そ、そうっすね、これからBBQ行きますよー!」と嘘をつきました。ごめんなさい。どうも、太田です。

そんな僕が猛暑の休日に向かったのは、もちろん海でも山でもなく、上野の森・・・。

涼を求めて、霊を見に行こうと、東京藝術大学大学美術館で開催されている
『うらめしや〜、冥土のみやげ展』に行ってきました。
こんな僕どうですか? マジで夏してるっしょ!!

11754456_833470066748360_1992356726202193565_o

この展覧会は、怪談を得意とした明治の噺家、三遊亭圓朝の幽霊画コレクションを中心に、江戸時代から大正時代頃までの幽霊画が一挙に見られる、いわば幽霊画界の夏フェスなのです。

幽霊画にそこまで詳しいわけではないのですが、足の無い幽霊を初めて描いたとされる江戸時代の絵師、円山応挙の超有名な「幽霊図」は、着物がうっすら消えていく濃淡の具合が恐ろしくリアル。

幽霊画もさまざまなシチュエーションがあり、例えば、白装束の女が蚊帳の外にそっと立っていたり、枕元に女が立っていたり。襖のすき間から黒髪の女がじーっとこちらを見ていたり、薄靄の小川で、背中を向けて半裸の女が子どもを抱いて立っていたり。

11802658_833470063415027_8624225782401607577_o

※上村松園「焔」ポストカードより

なぜか、幽霊画で描かれているのは女性の幽霊ばかり。妖艶で美しいんですが、足が無かったり、蛇に化ける途中だったり、水面に写った顔が般若になっていたりと、よ〜く見ると怖いのが特徴。
主観は男性目線で描かれていることを考えると、美しい女には気をつけろよ!というメッセージと、ごめんなさ〜い! 許して〜!という男の懺悔の想いを僕は受け取りました。

学生時代、僕の優柔不断さが故にフラれた女の子に久しぶりに会った時、妙に優しくしてくれたので、実は好きなんじゃないかと思って歩み寄ってみたら、「勘違いしないで」と冷たく言われたあの背筋が凍る思いを思い出しました。

男が持ち続ける、女性へのトラウマ。

溜め込んだコンプレックスこそが、全てのクリエイティブの原動力なのだと感じます。

それでは、円山応挙『幽霊図』のポストカードに一筆。

11838906_833470060081694_522320511704360851_o

男女混合でのBBQ、うらめしや〜
夏フェスで楽しそうなカップル、うらめしや〜
アイスクリームを食べながら女の子とデートするシティボーイ、うらめしや〜
暑中お見舞い申し上げます〜

[ 0 ]

名前/WEBネーム
E-MAIL
WEBSITE
コメント

都恋堂日記TOPへ

タグ

過去のエントリー