2015.09.09“生”のチカラ


みなさん、こんにちは。井上です。

突然ですが、雨、飽きました! 降り過ぎじゃないですか、雨。8月下旬から2週間くらい、晴れ間らしい晴れ間を見てませんよ! と、文句を言ってもどうしようもないことをボヤいている、今日この頃。

 

先月、お盆休みを利用して、ず〜っっっと行きたかった、とある人のコンサートに行ってきました。このコンサートは人気で人気で、いつもチケットが取れなかったので、念願叶ったり!でした。

えっ? 誰のコンサートかって? え〜あれです、日本アニメ映画音楽の巨匠、と言えば分かりますよね。そう、久石譲です。ジブリ映画以外にも北野武映画でもいくつか音楽を担当していたり、CMでもよく楽曲提供している、日本が世界に誇る音楽家ですね。ま、言わずもがな、ですけど。

やっと取れたチケット片手に愛知県芸術劇場コンサートホールに行きました! えっ? なんで名古屋かって? 東京のチケットはお察しの通り、取れなかったんです。運良く名古屋公演のチケットが数枚残っていたので、交通費のことを考えるまでもなく購入。ということでお盆休みを利用したってワケです。

今回のコンサートは『久石譲&ワールド・ドリーム・オーケストラ 2015』と題して、世界初演となるオリジナル楽曲「The End of the World」「祈りのうた」がひとつの目玉となっています。

が、僕としては第二部の「交響組曲 風の谷のナウシカ」が目当てだったんですよね。こちらも世界初演。これまでCDや映画などではオーケストラのナウシカを聞くことができましたが、“生”で聞くことができるのは、世界初! 久石譲ファン、ジブリファンとしては、ヨダレが溢れ出ちゃう演目なワケですね。

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▲なぜか会場にはポスターも立て看板もなかったので、パンフでご勘弁ください。

演奏はもう、絶句するほどの感動。気がついたら手のひらが汗でびっしょり、無意識に頬を伝う涙、全身鳥肌で聞き入ってました。特に大きなアレンジもなく何度も聞いたことのある曲なのに、初めて聞くような、これまで聞いていたものが陳腐に思えるくらい素敵な楽曲でした。

テレビやステレオから聞いていた音楽が薄っぺらに感じました。“生”で聞くオーケストラは、奥行きがスゴい(音楽に全然疎いですが、純粋にこう感じました!)んですよ。バイオリンの奥にチェロの音色が重なって、オーボエや管楽器がその脇から迫ってくる、そしてそれらを飛び越して届くティンパニのアクセント。家で聞くのと全然違います。もちろん映画館とも違います。

 

やっぱり“生”の力ってスゴいですね。ビールだって“生”がいい。ただのキャラメルだって“生”がつけば購入困難な人気商品になったりするんですから。

目で見て、耳で聞いて、肌で感じる。“生”だから感動できる。逆に言えば“生”じゃないと、本当の良さは分からないってことでもあると思うんです。

前回のブログで書いた「自分が感動したものでないと人は面白いと思ってくれない」「感動していないものを、どうして面白くできる?」のキホンのキ、です。テレビで観たこと、人に訊いたこと、ネットで調べたこと。知識としては蓄積されるんでしょうが、身にはなっていない、心にはまったく届いていない、良いと思っているだけ、ってことなんですね。

何をするにもまず“生”で感じないことには、人には伝えられない、いいものなんて作ることができない、って学びました。毎度毎度のことなんですけど、頭じゃ分かっていたんです、そりゃ“生”のほうがいいでしょ、って。でも今回のコンサートに行ったことで「頭だけで分かっていた」から「身をもって学んだ」になりました。

譲さん、ありがとうございます! 素敵な演奏だけでなく、それ以上のものを貰えた気がします。

 

自分が何でこの仕事をしているか。そりゃ世の中に、日本中の人々に『いい本』や『面白いモノ』を届けたいから。それを実現できるように、これからもどんどん“生”を感じていきまっせ!

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